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どうぶつくん
 




 70年代に販売されていた傑作タブレット菓子(錠菓)「どうぶつくん」。

 「ジューC」のように透明プラスチックの筒状ケースに入ったラムネなんですが、筒の両側にキャップがついてる。一方は動物の頭から前足、もう一方が後ろ脚からお尻の形。つまり、胴体の長〜いダックスフントのようなスタイル。胴体の部分にラムネが詰まっているわけです。

 で、食べ終わったあとは前後のキャップを直接合体(つまり胴体を取り外しちゃう)。すると、ちっちゃくてかわいい動物フィギュアが完成する、という今考えても素晴らしいコンセプトのお菓子でした。
 動物の種類もたくさんあって、イヌやカバやライオン、ゾウなんかもあったかな。マンガチックな丸っこい動物たちのデザインがコミカルで、幼児のころは集めまくりました。


 けっこう人気の商品だったらしく、いくつか姉妹品も登場しました。「のりものくん」っていう名前だったと思いますが、キャップが各種自動車になっているものや、ロボットのデザインの「ロボットくん」なんてのもあったと思う。

 ブツ自体はかなり鮮明に記憶しているんですが、メーカー名などがまるっきり思い出せません。メジャーな会社の商品だったことは間違いないので、おそらく「ジューC」のカバヤ、もしくは明治製菓あたりかなぁ?

 ネットにもなぜか情報はまったくなくて、周囲に覚えている人もいません。それなりのヒット商品だったはずなので、同世代ならかなり数の人が「知ってる!」となると思うんだけどなぁ……

(2009.12.17)

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