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この話をするのはもう飽きました……。 特徴としては、主に3つ。 もうひとつ、目印のキャラクターがあって、これがカウボーイ、というかガンマンのスタイルをした目鼻手足つきの
ウインナー。テンガロンハットとガンベルトを身につけたウインナーの坊や(?)が、いわゆる「投げ輪」をくるくるまわしているイラストがパッケージに描か
れていました。けっこういいデザインだった記憶があるんだよなぁ……。 覚えてるのはこれだけ。 |
読者の方から情報をいただきました! だいぶご報告が遅くなりましたが、長らく放置されていたこの「ウインナー案件」にも読者の方から貴重な情報をいただきました。 情報提供者「いかげそ」さんから当サイトBBSに書き込まれた情報を、まずはご覧下さい。
「グリコ テキサスロール」! これ、確かになんかピン!とくる商品名です。超メジャーだったという印象からしてグリコあたりはかなり可能性が高いし、特 に当時のグリコはウィンナーなどの畜肉商品に力を入れてましたよね。また「テキサスロール」という名称はいかにもな感じで、このパケにガンマンスタイルの ウィンナー坊やのイラストが描かれていた……ってのは充分に考えられます。また、あのウィンナーの形状は言われてみれば今の「モーニングサーブ」に近いも のでした。 もうこれしかない!という気になっていますが、残念ながらwebなどには「テキサスロール」の画像はありません……(泣)。早々にグリコに直撃取材を試みてみたいと思います。画像をいただけたらupさせていたきますね。 数十年間のモヤモヤに光明を与えてくれた貴重な情報、ありがとうございました! |
読者の方から情報をいただきました!/2015.1.5 つ、つ、ついに、10年来、このサイトを筆頭に、自分の著作などでもあちこちで機会があるごとに情報を募集しておりましたこの案件に、「決定的!」な回答をお寄せいただきましたっ! ズバリ!と積年の謎を解決してくださったのは「amsel」さん。商品名、メーカー名ばかりではなく、僕がこだわり続けていた「カウボーイのウインナ」のキャラにまつわる画像までお送りいただきました。 まずは、「amsel」さんがBBSに寄せてくださった情報をご紹介。
そうですっ! 『スイフト』! 英語ロゴは「swift」! この文字列を目にした途端、ドドドドドッと記憶がよみがえってきました。 そして、あの「カウボーイのウインナ」の名前は「スイフトくん」! そうです、そうそう! で、「amsel」さんが送ってくださった画像がこちら!(↓) 僕は一目見た瞬間、懐かしさというか、失われていた記憶が脳内で急速に回復していく感覚に、なぜか体にブルブルッと悪寒が走りました。 そうそうそうっ! これこれこれっ! 販促品のメダルのようなので、パケのイラストのように投げ縄はしていませんが、まさにこれですっ! そうか、二丁拳銃姿だったんですね(笑)。 しかし「amsel」さん、よくぞこれを保管してくださっていたなぁ……。おかげで、本当に「一生特定不可能」とあきらめていた「失われた記憶」に、ついに再会することができました。 僕も少し調べてみたのですが、やはり当時の日本ハムは「Swift&Conpany(ブランド名:Swift's)」の商品を、多少アレンジしてライセンス販売していたようです。 現在、このSwift社はブラジルにある多国籍食品メーカー「JBS S.A.」に買収されていますが、ブランドとしては「Swift」は生きているようです。ただ現行商品のなかに、日本ハムの「スイフト」の子孫みたいな商 品は見つかりませんでした。また、「amsel」さんもご指摘くださっているように、キャラの「スイフトくん」も日本独自のものだったようですね。 ただ、過去のSwift社の広告(1950年代)などをチェックしてみると、下記のようなものが見つかりました。これがかなり日本ハムの「スイフト」に近 いと思います。特に「Swift's Brookfield Pure Pork Sausage」のほうの質感はそっくりで、これを一口サイズにすると日本ハムの「スイフト」になるんじゃないのかなぁ…… とにもかくにも、「amsel」さん、本当にありがとうございます。 「命の恩人」という言葉はありますが、あなたは僕の「記憶の恩人」です。心より感謝いたします! |
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